4/16(日)のお客様ギャラリー
こんにちは、堺の似顔絵師いおりやです🎵。
先週4/16(日)はイオンモール高の原『にがおえZIP』の担当日でした。
この日はたくさんのお客様が館内に溢れておりました。
似顔絵はゆったりと描かせていただいたのですが、結構いろんな仕事を持ち込んでいたので、結構バタバタな日でしたね〜。その中でもちょっと珍しいご依頼をいただきました。
今回、珍しい内容だったのでご承諾を得て、掲載させていただきました。
山形県の東部にある風習で、死後婚(暝婚)というものがあります。
結婚せずに若くしてなくなった子供のために、結婚式の絵を描いて奉納して供養されるそうです。ムサカリ絵馬と呼ばれ、絵馬に描いて奉納したり人形で奉納したりするそうですが、今回ご依頼をいただいたのは、似顔絵でした。
結婚は前世からの因縁で先祖の慈悲によるものとの考えから、結婚が欠けてしまうと人生が全うできないという考えがあり、若くしてなくなった方の結婚式の似顔絵を描いて法要をなさるそうです。
現在の結婚観などに比べるとちょっとそぐわないところもあるかもしれませんね。
大学の民俗学の教科で習った時に聞いたような記憶が・・・。
今回は、戦争でお亡くなりになった若き日の叔父だそうです。
お嫁様もご本人様もお写真がないので、想像と親族のお写真からの推察ということでなかなか珍しいご依頼でした。
たまにこれから生まれる子供を想像で描いて、とかなくなった子供さんのイメージを描いてとか。
なくなった方を描いてとかはありますが、こういうご依頼は非常に不思議な経験でした。
似顔絵がこんなふうに役に立っていると知って、びっくりですね。でも、誰かのためになることにあるのは嬉しいです。
この似顔絵で供養をしていただいてしっかり輪廻転生して、立派に次は人生を謳歌していただければな〜と思った日でした。
参考までに
ムサカリ絵馬
若松寺 ムカサリ絵馬 こちらのお寺は似顔絵をご奉納で供養されるようです。